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コメダ珈琲 高収益の理由と株の分析

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コメダHPより

2018年に青森に進出してついに全国制覇を成し遂げた名古屋発祥のコーヒーチェーン、コメダ珈琲のご紹介です。 2017年から1年ほど株を所有していたので株価や配当、株主優待についても紹介します。

コメダ珈琲は高収益体制の優良企業

全国に約860店舗を展開するコメダ珈琲は名古屋発祥の喫茶店です。地元の愛知 229店舗を中心に岐阜・三重などでも各店舗を展開しており東海三県で300店舗程度あります。 特徴としては駅近くの好立地には店舗は少なく、街中にある喫茶店といった感じです。 

<店舗数> f:id:TaroTaroGoGo:20191013220731p:plain

店舗数としてはサンマルクカフェと同等、ドトールよりも500店舗程度少ない程度です。

<売上高・利益率> f:id:TaroTaroGoGo:20191013215006p:plain

売上高はサンマルクカフェ、ドトールが高く、回転率が高いことや食事のメニューが豊富のためコメダ珈琲に対してかなり高めになっています。ドトールでは平均滞在時間が約30分に対して、コメダ珈琲は1時間程度。コメダ珈琲ではゆっくり滞在するお客さんが多いのが特徴です。一方、注目すべきはコメダ珈琲の営業利益率の高さです。営業利益率が約25%と驚異の高収益となっています。ドトールサンマルクカフェが10%以下に対して、約3倍の営業利益を稼いでいるのは驚きです。

高収益の理由の一つが原価の低さにあると思います。例えばコメダブレンドコーヒーは全国どこのお店でも同じ味を提供しています。理由として店舗で淹れるのではなく製造工場で一括製造して各店舗に卸売しているので製造原価が安くできているようです。

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コメダHPより
コメダブレンド

数あるパンメニューも製造工場で大量に生産しており少ない種類のパンで豊富なメニューを提供できるように工夫しているようです。

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コメダHPより
▲人気のシロノワール

コメダ珈琲では店舗のほとんどが直営店ではなくフランチャイズ店というのも特徴です。コンビニのように売上からロイヤリティを回収するのではなく、コーヒーやパンを卸売りをして本社が利益を上げる構図の様です。効率よくメニューを製造して製造原価を抑え、フランチャイズ店にそこそこの利益をつけて売っているのでしょう。

また、店の立地も土地代やテナント代が高い場所を避けているようなので全体として原価を下げる工夫をしているように思います。

コメダ珈琲株と配当・優待について

<株価> f:id:TaroTaroGoGo:20191013214234p:plain ▲株価は2,000円前後を行ったり来たりしています。私は2018年に若干の株高になった時に売却してしまったので現在は保有していませんが、1,900円台になったところで購入を検討しています。

<配当金>

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コメダHPより

年間50円/株の配当が続いています。最低購入単元の100株の場合は年間配当5,000円を受け取ることができますコメダ珈琲は稼ぐ力が高いので今後も配当金の維持が期待できます。

<株主優待> 株主優待コメダ珈琲で使える電子マネーがもらえます。

半期で1,000円、年間で2,000円の電子マネーがカードにチャージされます。(カードを無くすと再発行に500円が発生するらしいので注意) 株主総会の議決権を行使して投票をすると更に500円がチャージされるのでしっかりと株主の権利を行使して経営に参加しましょう。

<利回り> 配当金 5,000円 + 優待 2,000円 = 7,000円

株価2,000円/株×100株購入の場合の利回りは3.5%となります。

<株価分析> f:id:TaroTaroGoGo:20191013220902p:plain PERは18程度で若干高めなので購入するなら1,900円台になってからが狙い時だと思います。配当+優待で年間7,000円分がもらえるので多少の株価下落でも長期保有で元が取れます。

社長さんがすごいらしい

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コメダHPより
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)でMBA保有しており、日本マクドナルド最高執行責任者などを歴任された方です。 週に1回程度本社店舗の現場で働くなどお客さんに寄り添った経営をされているそうなので、今後の経営も期待できるかもしれません。

コメダ珈琲に行ったことのない人はぜひモーニングを

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コメダHPより
愛知・岐阜ではモーニング文化が根付いていますが全国的にはかなりめずらしいようです。コメダ珈琲にまだ行ったことのない方はモーニングをお勧めします。 珈琲の値段でパンと卵が提供されるのでお得です。

<結論>

コメダ珈琲は原価を抑えて高収益を実現している

・配当と優待の利回りは3.5%程度

・株を購入するなら1,900円台に下落したタイミングを狙う

以上