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銘柄分析 高配当で有名な武田薬品工業(4502)について

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10/31、最終損益が従来予想の▲3,677億円からさんかく2,730億円に改善しそうだと発表しました。18年に行ったアイルランド製薬大手シャイアーの買収による赤字転落でしたが主力製品が好調なこと、統合がうまくいっていることなどから財務体質が改善しているようです。

もともと、7兆円にものぼる(日本における最大級の買収事案)によって財務が悪化することに嫌気をさした投資家が売りに出したため、株価が下落していたので今後は戻っていくのでは?という期待をもって見守っています。

7兆円のうち銀行からの借入(借金)は3兆円程度で直近だとシャイアーの医療用眼科薬をスイスのノバルティスに最大53億ドル(約5800億円)で売却すると発表したりしており、事業の選択と集中により武田にとっては不要な事業を売却することでキャッシュを獲得しているようです。

5年チャート

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株価とは不思議なもので買収や新規事業に進出するなどの事業拡大を発表すると株価が下落する場合があります。例えば以前に楽天が携帯事業に参入することを発表した時も株価は下落しました。理由は携帯事業には多額の投資が必要となり、結果として直近の業績が悪化するからです。投資が先行し、利益として回収るまでには数年のギャップがあるため、そんなに待てないという短期投資家が売却していきます。また、事業として成功するかのリスクがある場合も下落する場合が多いようです。今回の武田の買収も多額の費用を使って買収したのに失敗してしまうリスクを嫌った投資家が売りに出していました。

個人的にはグローバルなチャンネルが手に入った(特に北米)こと、武田が持っていないかった希少疾患治療薬なども入手できたことからシナジー効果があるのでは?と思っています。売上高も日本の製薬メーカーでは圧倒的な3兆円越え(世界ではトップ10入りできるくらい)となったのでグローバルに活躍できる日本企業を応援したいので今後の成長に期待したいと思っています。

ちなみに、先月グログを書いたときに最低購入数100株を購入しました。配当利回りは4.5%~5%程度。100株で18,000円の配当予定となっています。 今後、株価が伸びていけば配当 + 株価上昇の二重のおいしさがありますが、買収がうまくいかないと減配 + 株価下落の二重苦の可能性もあるため、業績を見守っていきたいです。

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