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日産自動車決算発表 中間配当10円 通期配当額は未定

2019/11/12 日産が2019年度 上期決算を発表しました。 高配当銘柄として有名なので業績と配当について簡単に解説します。

東京モーターショーで撮影

業績

純利益は前年同月比▲73.5%など各項目で業績が悪化しています。 販売台数など減少という情報はもともと出ていたので業績悪化は想定内だったと思います。

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公式HPより

合わせて通期の業績予想も下方修正しました。純利益率1%と製造業の中でもかなり低い部類に入りますが、赤字予想ではないので業績だけだと株価に与える影響は少ないのではないかと思います。

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公式HPより

配当

そして、日産と言えば日本を代表する高配当銘柄のため、最も気になるのが配当額です。 通期では未定としたものの、上期は10円で取締役会の決議があったようです。

以下、HPより引用です。

2019年度 株主還元

中間配当に関しては、上期の進捗が当初想定していたレベルに届いていないこと、また年間の収益見通しも引き下げざるを得なかったこと等を勘案し、10円とすることを本日の取締役会で決議しました。 なお、年間配当の見通しは40円としていましたが、中期計画と合わせて再度議論を行い、改めて提案させていただく予定です。公式HPより引用

ここで日産の配当の歴史を振り返ってみましょう。赤字転落したリーマンショック後の2009年は無配でしたがその後、増配。2018年は過去最高益もあって57円の配当となっていました。その後、検査不正・ゴーンショックなどを経て2019年度は40円に減配をされていました。減配後、株価も下落したため配当利回りは4%超の高配当銘柄として知られていました。

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公式HPより
上記の表から分かるように日産はこれまで上期・下期の配当を同額にしていた実績があります。

通期の配当予想は40円ですが、上期が10円に決まったため上期も10円になる可能性もあるのでは?と推察することはできます。

その場合は通期で20円の配当となるため、現在の株価(2019年11月12日) が714円のため配当利回り2.8%まで下落します。

以下、「剰余金の配当及び配当予想の修正に関するお知らせ」です。

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公式HPより

まとめ

純利益前年同月比 ▲73.5%

通期予想も下方修正 純利益率 1%

中間配当 10円で決定 ただし通期の配当額は未定(予想では40円)

感想

日産は高配当銘柄として有名ですが業績回復の見通しがつくまでは様子見が必要だと思いました。 2019年11月13日の値動きに注目です。

東京モーターショーで撮影